去る6月の総会・理事会で奥本英一朗前理事長の後任として理事長に選任され、大変光栄に思っております。

 さて、アメリカの長期の株式相場をみると、1970年代を挟んで約17年間、1000ドル中心の長期往来相場が続いた後、1982年をボトムに2000年まで続く長期上昇相場が始まりました。最初の3年間は外国人投資家の買いが中心で、実際に個人が証券投資に動き出したのは3年後の1985年頃からでした。

 1985年から1999年にかけて約15年間、個人の資産選択が劇的に変化し、預金から投資信託、年金へ大量に資金がシフトするビッグ・シフトが起きています。

 我が国も、政府が「貯蓄から投資へ」と政策を大きく転換し、また、2003年にバブル崩壊後の最安値をつけた後、今年は株価が上昇に転じて3年目になります。日本でもこれから個人投資家の証券投資が本格化するのではないかと考えています。

 このような中で、エイプロシスの役割は、今後ますます高まっていくと思います。証券市場の発展のため、全力を尽くす所存ですので、皆様方のご指導、ご支援をお願いいたします。



 エイプロシスでは、投資クラブに対する相談員の派遣以外での支援の一環として、投資学習に資するための「IRツアー(会社説明会及び工場見学会)」を適時開催しておりますが、このたび、日清オイリオグループ(株)の協力を得て、4月14日午後1時45分から、同社横浜磯子事業場(横浜市磯子区)においてIRツアーを開催いたしました。

 当日は、折からの強風(春の嵐!)にもかかわらず、26クラブから42名の方々にご参加いただきました。参加者が多いため2班に分かれ、工場見学会は広い事業場敷地内をバスで移動しながらの見学となりました。

 見学の後には、「IR説明会」と題した会社説明会が行われ、環境保全に配慮した作業工程への取り組みや健康志向に即した商品開発など、さまざまな経営戦略についての説明がありました。

 その後、質疑応答となりましたが、容器の問題や遺伝子組替作物の問題、為替変動・商品市況への対応や海外戦略の問題など、消費者の視点と個人投資家の立場から様々な質問が出されました。



 毎回大勢の方々にご参加いただき好評を博している「実践株式講座」ですが、皆様方からの強いご要望にお応えして、18年度からは年4回(四半期毎)に回数を増やして開催することといたしました。

 このたび、「春季」の実践株式講座を、4月27日午後1時30分から東京証券会館8階ホールで開催し、297名もの大勢の方々にご参加いただきました

 第1部は、皆様から常に高い支持を受けているチャートの講座で「テクニカルのワザを磨け」、第2部は、4名の証券カウンセラーによる「実践に役立つ、株式投資ドリームトーク」ということで、個性豊かな証券カウンセラーの独創的な話の展開に、ご参加の皆様は熱心に耳を傾け、時折爆笑が起こるなど、いつもどおりのリラックスムードに終始いたしました。

 次回は、「夏季」実践株式講座として、7月21日(金)午後1時30分から同ホールで開催する予定です。

 平成15年4月に大底を打った日本の株価は、その後現在まで順調に上昇基調を辿ってきている。但し、「株なら買えば何でも上がる」時代は過ぎ、「銘柄を良く研究して選別投資する必要」の時代を迎えつつある。最近は業績好調な所謂「国際優良銘柄」群の株価の好調が目立つのも、その流れの証左であろう。

 反面では、今年前半の「ライブドア事件」を契機にして、安易な投資態度が如何にリスクが高いかも証明された。但し、「羹に懲りて膾を吹く」の例え通り、事業の成長性や財務内容が優れ、また株価の採算性が取れる水準にあっても、単に「新興市場上場もの」というだけで、逆に下値に放置され過ぎてしまっている銘柄も目に付く昨今である。

 こうした市場の現状にあって、証券投資を始めたい人達にとっての「投資に際して実際に必要不可欠な知識とは何か」と言う基礎知識習得の為の普及活動が、益々重要な時代を迎えつつあると言えるだろう。



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